生活習慣病 |
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生活習慣病と糖尿病や睡眠障害は深く係わっていると言われています。 生活習慣病(高血圧、心疾患、脳卒中等)との関係について記述してみました。 ◆高血圧症との関係◆ 睡眠時無呼吸症候群の方は私も含めて中高年の方が多く、肥満=高血圧だから、 必然と高血圧を合併するのでは?と思うかもしれませんが、実は、本当の原因はそこでは ないようです。。 同じ体重で健康な人と睡眠時無呼吸症候群の人を比較した研究では、睡眠時無呼吸症候群 の患者さんのほうが2倍高血圧になりやすいというデータが出ています。 つまり、睡眠時無呼吸症候群は高血圧の起爆剤なのです。 この病気はだから怖いのです。馬鹿にしては絶対にいけませんよ。 もしかしたら睡眠時無呼吸症候群が原因で高血圧になっているのかもしれません。 つまり、特定でき、睡眠時無呼吸症候群の治療を行えば、血圧はコントロールできるかも しれないのです。 では逆に、治療していない睡眠時無呼吸症候群の患者さんの中にどの程度高血圧を 合併しているのでしょうか。 おおよそ睡眠時無呼吸症候群の患者さんには50〜90%の高血圧を合併するといわれて おります。 どうして睡眠時無呼吸症候群が高血圧を引き起こすのでしょうか。 その原因としては以下のように考えられます。 1.夜間の低酸素血症や覚醒反応(無呼吸のたびに苦しくて脳が目覚めてしまう現象)により 交感神経が興奮する。 (心臓がどきどきするような状態です。) 2.気道が閉塞するために、あえいだ状態になり、胸の中が陰圧になり静脈の血流が多くなる。 さらに他の高血圧の悪化因子が加わるともっと悪くなるのです。怖いですよね。 しかし、睡眠時無呼吸症候群を治療すると血圧の状態も良くなり、お薬を減量できたりします。 お薬を服用しても血圧が良くならないという方は、高血圧の後ろに睡眠時無呼吸症候群が 隠れているのかもしれません。 専門の医療機関にかかり、一度検査をされることをお薦めします。 これから繰り返し申し上げると思いますが、寿命を延ばし、日々すっきりとした気持ちで活動したいと思うのなら早めに専門医で検査を受け、適切な治療を受けましょう。 睡眠障害ほど普段の生活の中で恐ろしいものは無いと思います。 ◆心疾患との関係◆ 睡眠時無呼吸症候群は心疾患の危険因子であるといわれています。 健康な方と比べて睡眠時無呼吸症候群の患者さんの心疾患を発症する可能性は1.2〜6.9倍 とのデータが出ています。 ですので、睡眠時無呼吸症候群+心疾患となることでますます、生命に危険を及ぼすことが 示唆されています。 狭心症を患っている方のなかで約40%方が睡眠時無呼吸症候群を合併しているとの データや、睡眠時無呼吸症候群の患者さんに心疾患を合併している割合は30〜40%とも 言われています。 よって、睡眠時無呼吸症候群と心疾患は関係が深く、悪影響を与えるということになります。 ですから甘くみてはいけません。とんでもなく恐ろしい病気なのですよ。 睡眠は毎日正常に取る事が大切です。正常な睡眠(熟睡)を取れているか一度検査して みて下さい。 ある研究では、未治療の重症の睡眠時無呼吸症候群の患者さんとCPAP治療を実施中の 睡眠時無呼吸症候群の患者さんと比較したとき、未治療の睡眠時無呼吸症候群の患者さん のほうが、CPAP治療患者さんと比較して、圧倒的に致命的な心疾患を起こしていると言う 結果も出ています。 高血圧同様、心疾患においても適切な治療を行えば、危険を回避できる可能性があるのです。 健康診断などで、生活習慣病を指摘され、睡眠時無呼吸症候群の疑いのある場合は、 早めに専門医を受診されるとよいでしょう。 少しの時間を割いて、検査を受ける人と受けない人で今後の人生が180度変るといってもいいのではないでしょうか。 ◆脳卒中との関係◆ 脳卒中は、昭和26年から昭和55年までの30年間、日本の死亡原因の1位を占めて いました。 現在では死亡率は減少していますが、脳卒中のなかでも脳梗塞の割合が増え、死亡率は 減少したものの、後遺症などを抱えた患者さんがむしろ増加傾向にあります。 発症後はリハビリテーションの必要などがあり、生活の質が下がる疾患です。 右半身、左半身麻痺している患者さんもたくさん存在します。 私の家族もその一人です。 生活が一変し、精神的ダメージもかなりきついです。 リハビリしていますが、まず元通りの健康体にはなりません。 そうなると介護者が必要になり、家族の生活パターンも変ってきます。 日頃の生活習慣の改善、健康診断の受診、専門医による検査等を定期的に受けたりして おいた方が懸命です。 睡眠時無呼吸症候群と脳卒中はどのように関係しているのでしょうか。 睡眠時無呼吸症候群の患者さんの夜間の脳の血流量は健康な人と比べて半分との データがあります。 これは睡眠時無呼吸症候群の患者さんが脳梗塞を起こしやすい状況にあるということです。 また、血液の凝集能が高く(つまり、血液がどろどろしていて固まりやすい状況)、 脳血管が詰まりやすい状況にも置かれています。 また、ある報告によると睡眠時無呼吸症候群を治療していない方は脳卒中になる危険率が 健康な方と比較し約10.8倍であると言われています。 脳ドック受診者にスクリーニング検査とアンケートを実施し、無呼吸の程度といびきの頻度と 脳病変との関連をしらべたところ、いびき常習者、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは そのほかの方とくらべて脳に微小脳梗塞病変が存在する率が高かったというデータも あります。 はっきりした因果関係はわかっていませんが、治療せず、放置することは身を危険に さらしていることは確かなようです。 定期的に健康診断等を受診しましょう。 |
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