日常生活の心得 |
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糖尿病とお付合いを続けていく為の日常生活の心得ついて記述します。 ■運動第一■ まず、やはり第一に運動です。 必ず日常生活の中に少しずつでも取り入れましょう。 運動は食事療法と並んで車の両輪にも例えられます。 運動が勧められる第一の理由は、日常生活の運動によってエネルギーの利用が盛んになり、糖尿病の方に良い影響を及ぼすという直接的な効果です。 これによりインスリンが節約できますので、インスリンの作用の不足しがちな糖尿病患者さんは、たいへん有効となります。 そしてもちろん、運動は中年以降にみられる体力や筋力の衰えを防ぐ事も出来ます。 第二の理由は、運動をすることにより精神をさわやかにし、規則正しい日常生活のよりどころになるという点です。 運動の効果は70歳代以上まで続くと言われており、運動がすすめられる理由です。 ただし、運動というと、スポーツのように思われるかも知れませんが、まず歩いてみることを お勧めします。 まず1回20〜30分の散歩を1日1〜2回してみましょう。 歩くことが良いといっても、だらだら歩きではダメです。汗が出る程度ですよ。 特殊なスポーツをやる必要はありません。 例えば歩く以外にも、ジョギング、水泳、体操などは糖尿病患者さんにとって無理なく 取り入れられる運動と言えますよね。 ◆運動は汗ばむ程度にしましょう。◆ 動的トレーニングと静的トレーニングの組み合わせが必要です。 動的トレーニングとは体力を付ける為のもので、歩く、走るといった体重の移動を伴う運動を 指します。 静的トレーニングとは筋力を高める運動のことで、ダンベルなどによるボディビル運動が 主なものです。 そしてこれらに加えて、体の調整力や柔軟性を養う上でストレッチ体操なども取り入れて いきましょう。 毎日規則正しく、平均して一定量の運動を続ける事が大切です。 食事や運動量が一定していなければ、糖尿病を正しくコントロールすることは難しくなります。 いつでも、どこでも、一人でもできる運動を日課として生活のリズムの中に無理なく取り入れ ましょう。 運動の目安ですが、くたびれてしまう強度を100とした場合、40〜60程度の強さの運動 が必要です。 60歳代の方であれば、脈拍数が100前後になる運動が理想的です。 また、運動時間としては、最低15分、できれば30分位することが大事なポイントになります。 でも運動が良いといっても肥満や関節に障害がある場合、高血圧がある場合、心電図に 異常のある場合、網膜症あるいは腎臓障害のある場合には注意が必要です。 インスリンを注射している人の場合は運動をやりすぎますと、低血糖発作を起こす恐れが あります。 インスリン注射や経口血糖降下剤を使用している場合には、朝食前の運動は低血糖に なりやすいので注意して下さい。 運動とくにスポーツ活動に参加するさいには、あらかじめその運動量がわかっている時は、 インスリンの注射量や食事量の加減を考えておく心掛けも大切です。 このため、運動を始めるにあたって、どのような運動を、どの程度行ったらよいかについて 必ず医師に相談しましょう。 中年以降に発病した肥満を伴った糖尿病では、運動は欠かす事ができません。 運動としては、下肢を使った運動が良く、歩く、走る、泳ぐなどが適しています。 肥満や関節障害がある場合には、固定式自転車や水泳をおすすめします。 しかししかし、運動によって消費されるエネルギー量は、思ったほど多くありません。 運動で食品交換表の1単位80キロカロリーを消費するためには、水泳なら5分、早歩きで 15分〜20分、自転車走行では10分、体操なら20分〜30分も行わなければなりません。 1キロ痩せる為には、およそ6000キロカロリーのエネルギーを消費する必要があると言われています。 例えば、なわとびなら1回10分として750回以上、時間にして125時間以上もしなければ 1キロ痩せないことになります。 これは大変ですよね。運動だけで減量をはかることはむずかしいです。 ですので肥りすぎを取り除く第一は運動も絶対必要ですがやっぱり食事療法ということに なります。 |
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■個人衛生■ 日常生活での心得として、大切なことの2つ目に個人衛生があります。 糖尿病があると細菌に対する抵抗が落ちますので、感染や化膿を生じやすく、 いったんかかると治りにくいばかりか糖尿病を悪くさせることにもなりかねません。 糖尿病と感染症で関係の深い病気は尿路感染で、特にこの病気は女性に圧倒的に 多いようです。 日常生活では用便は毎日の事ですよね。用便後、局所を清潔にする。 こうするだけで尿路感染を防ぐことができます。 皮膚病も多い病気の一つです。 急性、慢性の湿疹、かゆみを主とする掻痒症、水虫などがよくみられます。 ちょっとしたカミソリの傷が化膿をおこしたり、また化粧かぶれもみられます。 これまた日常生活では、皮膚は絶えず清潔にしましょう。 口や歯の清潔も大切です。 糖尿病があると歯槽膿漏になりやすく、悪化して治療もしにくくなります。 またフットケアー、つまり足の衛生も重要視されています。 朝、夕、指の間をこまめにきれいにすることが大切です。 パウダーを指の間にはたく、できたら木綿の靴下をはく、どんな小さな傷でも正しい 外科処置を受けるなど、顔を洗うのと同じように足も身のうちと心得て、足の衛生にも十分 気を配りましょう。 この病気があると動脈硬化は健康な人より10年早く進むと言われているほど、血管の硬化が おこりやすいのです。 足の動脈硬化の為に、指先のちょっとした切り傷や化膿がもとで壊疽をおこすことがあります。 また日常生活のこれまた重要なものに性生活がありますよね。 しかしこの病気の患者さんは、性欲の減退、インポテンツという、性機能の衰えが多く みられます。 やたらにホルモン剤や強精剤をのんではいけません。 明らかな勃起不全であれば薬物療法が可能です。 糖尿病そのものが十分コントロールされて、体力気力ともに充実すれば、明るい希望に 満ちた性生活を実現することが出来るのです。 女性に関する日常生活の中でいつかは妊娠と出産があります。 以前は難しかった糖尿病患者の妊娠、出産も今日では決して珍しくなく、普通の健康な人と変らないように行うことが出来ます。 この病気だからといって、不妊手術や人工中絶を行う必要はありません。 しかし、眼や腎臓の障害などの血管障害の合併症は、妊娠によって悪くなることがあります。 すでに合併症が進んでいる人については妊娠は避けたほうが賢明です。 糖尿病患者さんが妊娠した場合には、妊娠中毒症、羊水過多症、流産、早産、死産、 巨大児分娩などの例が健康な人よりもどうしても多くみられるようです。 日ごろから血糖の自己測定をして、出来るだけ正常に近いコントロールにもっていくように しましょう。 皆さんの心得、心がけ一つで良くもなるし悪くもなるのが糖尿病です。 日常生活から心がけておきましょう!。 下記8点は大原則ですよ。 1、規則正しい生活をする。 2、指示された食事療法を守る。 3、適正体重を維持する。(適正体重kg=身長m×身長m×22) 4、運動は生活のリズムの中で取り入れる。 5、睡眠と休息は十分にとる。 6、くすりは医師の指示に従う。 7、身体を清潔に保つ。 8、定期的な通院と検査を受ける。 日常生活の中で、日々自己管理をしっかりして、充実した人生を送りましょう。 |
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