食事療法 |
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食事療法は、糖尿病治療の基本であるといわれています。 食事療法を正しく理解して、豊かな食生活を送れるようになりましょうね。 糖尿病は生まれながら糖尿病になりやすい体質の上に、肥りすぎ、食べすぎ、そして さまざまな精神的、肉体的ストレスが積み重なっておこってくる病気です。 糖尿病では、体の中のインスリンというホルモンが不足したり、その働きが弱くなる為に、 体の仕組みにひずみが生じてくるのです。 この為治療は、インスリンの節約をはかり、糖尿病状態をたえず良くする事を目標に、 生涯を通して行われます。 中年以降に多い糖尿病患者さんは、太っている方が多いようですが、太りすぎたり、 食べ物を沢山食べますと大変にインスリンを無駄使いすることになります。 不足しているインスリンを節約するには、食事を制限する事、太らないようにする事を 心がけなければなりません。 軽い糖尿病では、食事療法を行うことで十分良くなります。 糖尿病の食事療法とは、一口に言って決められた範囲内のエネルギー量で、栄養上バランスのとれた食事をするということにつきます。 太り過ぎの主な原因は、エネルギー量のとり過ぎです。 この為、一日にとるべきエネルギー量を正しい範囲内になるよう、食事の量を制限する 必要があります。 糖尿病治療のための食事療法には、何も特別の糖尿病食という食事があるわけでは ありませんよ。 量の加減とバランスをはかることで何でも食べられるということです。 そこで、偏食をさけ、バラエティに富んだ食事内容を心がけることが大切です。 また、毎日、朝、昼、夕の一日3回食と必要に応じて間食をとるなど、規則正しく とるようにする事が大切です。 食事療法を始める前に、まず知っておかなければならないものに標準体重(適正体重)が あります。 標準体重とは、患者さん各自の身長や体格に最もふさわしい体重の事です。 標準体重の求め方には、いくつかの方法がありますが、最近は、体格指数(BMI)を 用いた方法が普及しています。 体格指数(BMI)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 医学的にみて、このBMIの数値が22のあたりが、最も病気にかかりにくく、死亡率も 低い事が分かってきています。 そこで標準体重(kg)は、身長(m)×身長(m)×22にて算出します。 実際の体重が、この体重よりもプラス20%以上は明らかな肥満と判定されます。 標準体重が判りましたら、次に一日どれ位のエネルギー量を摂取すれば良いかを決めます。 一日に摂るべき総エネルギー量は、肥満の程度や標準体重、年齢、性別、仕事の種類、合併している疾患などを参考にして決められます。 体重1s当たりに必要とされるエネルギーは、軽い労働で25〜30キロカロリー、中程度の 労働では30〜35キロカロリー、重労働では35キロカロリー以上とされています。 一日の総エネルギー量は、この「仕事量当たりに必要とされるエネルギー×標準体重」 によって計算されます。 参考までに、標準体重63kgで、事務的な仕事をしている人の一日の総エネルギー量は、 仕事量が25キロカロリーですから63×25=1600キロカロリーとなります。 これについては医師に相談の上、各自の一日の総エネルギー量を決めて下さい。 一日に摂るべきエネルギー量が決まりましたら、その範囲内で栄養のバランスを良くするように 心がけましょう。 具体的な食事の内容、献立については専門の栄養士(管理栄養士)の人から指導を 受けましょう。 さて、食物としては、糖質、たんぱく質、脂肪の3つの栄養素とビタミン、ミネラル、食物繊維 を毎日摂るようにしましょう。 糖質はエネルギーの源です。 糖尿病の患者さんでも少なくとも150グラム以上は摂るようにします。 たんぱく質は体の組織を作るために必要です。体重1kgあたり1〜1.2gが必要です。 これは体重55kgの人ですと、一日の必要量は60g余りになる量です。 なお、一日量の半分以上は動物性のたんぱく質を摂るようにしましょう。 脂肪は、油のことです。 一日に40〜50gということですね。 脂肪はなるべく植物性のものを多く摂るようにしましょう。 ビタミンは体の中で栄養素の利用を助ける働きをしています。 また、ミネラルは体の大切な成分です。 いずれも不足のないように、野菜や海草などを積極的に食べるようにします。 食物繊維は一日20gから25g摂るようにしましょう。 栄養のバランスを良くするには、腹7〜8分目で偏食しないという事です。 主食も米食のみに片寄ることなく、副食としてのおかずを出来るだけ種類を豊富にするように 工夫して食べるようにしましょう。 |
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